Trolley.Net Blog

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San Francisco Station (Caltrain)

Caltrain depot at 4th and KingStreets.
Amtrakの長距離列車はSan Franciscoではなく,対岸のEmeryville/ Oakland発着であり,San FranciscoはTransbay Terminalからのバス連絡になる。このためSan Franciscoを発着するのは,旧Southern Pacific鉄道を引き継いだCaltrainの通勤列車のみである。運転区間は77マイル先のGilroyまでであるが,実用的な本数があるのは45マイル先のSan Joseに留まる。写真はSan Francisco駅のコンコースであるが,13線という規模の割に建物は平屋の簡素なものであり,MUNIメトロの4th and King Streets駅と連絡している。

Caltrain depot at 4th and KingStreets.
ディーゼル機関車を先頭とするPush-Pull編成が並ぶ駅構内。Caltrainについては路線の一部電化と,Transbay Terminalへの地下路線延伸が,Transbay Terminal地区の再開発に合わせて計画されている。完成の暁には,ディーゼル運転の列車のみが地上に残ることになるため,当駅の規模は大幅に縮小される見込みである。(2009.11.19)
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ゴクラクチョウカ

Strelitzia Reginae
南アフリカ原産とされる,ショウガ目・ゴクラクチョウカ科に属するゴクラクチョウカ(極楽鳥花)。南カリフォルニアでも多く栽培されていて,ロサンゼルスの市花にも指定されている。確かに花は鳥の頭部によく似ているが,本物の「極楽鳥」(フウチョウ)と比較すると,黄色い部分は頭部というより尾羽だろう。極楽鳥に関する写真や動画: "Birds of Paradise Project"と比較されたい。(2014.2.19; San Diego, CA)

九大学研都市駅

Kyudai Gakken Toshi Station
九大伊都キャンパスは2005年10月に開学したが,その玄関口として筑肥線・複線高架区間に開業した,2017年時点で筑肥線では最も新しい駅になる。周船寺までの区間は福岡市内にあり,当駅も本来なら福岡市内駅となるべきだが,1983年3月に筑肥線の博多~姪浜間を廃止し,福岡市地下鉄に乗入れる形態になったため,福岡市内駅からは除外されている。しかし新神戸駅のように,新神戸~三宮を別途地下鉄で移動することで,神戸市内駅が継続するのと類似した扱いは,技術的には可能だろう。

Tc1536 arriving at Kyudai Gakken Toshi Station
箱崎キャンパスからの移動は,地下鉄~JR~昭和バスと初乗りを3度払うことになるし,地下鉄線内でも1回は乗換えが必要になるので,乗換3回810円(九大ICカード所持者は740円)は便利とは言い難い。考えてみれば,筑肥線の姪浜以東があった時代なら,六本松キャンパス(鳥飼駅)からの移動は,(単線・非電化の運行頻度の問題を別にすれば)比較的容易だったかも知れない。写真は九大学研都市駅に進入する,福岡市交通局1000系最終(第18)編成。(2017.2.27)

査読雑誌の終焉

昨今は大学においても短期的な成果を求められ,特に「大学ランキング」が重視される傾向がある。中でもインパクトファクタの高い国際雑誌の登載論文が重視される傾向にあるが,Web of Science®に含まれる論文の使用言語(2013 年)を見ると,英語が96.1%,次がドイツ語の1.00%であり,日本語は11位の0.06%に過ぎない。

日本の高等教育は,明治のお雇い外国人から始まり,如何に海外の知識を取り込んで消化するかに力を注いできたが,これからは如何に知識を伝えるかが重要であることは論を俟たない。しかしその反動として,日本国内の学会誌が空洞化する懸念もあるし,人文・社会科学のように,執筆から刊行に至る周期が長い分野では,過去2 年間の刊行論文における引用のみを計測するインパクトファクタは,影響を的確に捉えるものとは言い難い。

近年は研究成果が数量的に評価される場合が多いため,論文投稿数やそれを掲載するための査読雑誌も増加する傾向にあり,いわゆる「査読公害」が発生している。本来は雑誌紙面という限られた資源を効率的に配分するために,査読システムが必要とされたはずだが,現在はWeb等を通じて,いつでも誰でも研究成果を公表するチャンネルは確保されている。従って査読雑誌という20世紀型のビジネスモデルを脱して,事前査読から事後評価への転換が必要な時期に来ていると感じる。

単純にダウンロード数の多寡で論文の質を評価することは危険だが,例えばWeb上に公開された論文への「良いリンク集」が,既存の学術雑誌に取って代わること等が考えられる。学術雑誌の世界では,Elsevier, Springer, Wiley-Blackwell等の一握りの出版社による寡占化が進み,独占力を行使した値上げが繰り返されるが,そろそろ「出版社外し」を考えてもよい時期に来ている。

むろんWeb上でも,同様の主張は散見されるので,一部を例示しておく。
  • 査読はどうあるべきなのか
  • なぜエルゼビアはボイコットを受けるのか
  • 学会誌をどう出版するか:商業出版社に託す場合の注意点
  • Bangkok BRT-廃止から存続へ

    BRT Sathorn Station
    BTS Silom線の(S3)Chong Nonsi駅と(S10)Talat Phlu駅をチャオプラヤ川左岸沿いに迂回するルートで,2010年5月に開業したBangkok BRTだが,開業から7年を迎える2017年4月末限りで廃止されることになった。

    利用者の少なさから,一時期運賃を5バーツに割引くプロモーションを実施したりしたが,13~19バーツという区間制運賃は,空調無しの一般路線バスの均一6.5~9バーツと比べて割高であり,最後まで利用者が増えなかったこと。そのため一般車線の激しい渋滞と比べて,BRTレーンがムダな空間に見えたことが理由として挙げられる。(本当は1レーン当たりの通過台数ではなくて,通過可能人員で効率性を評価すべき。)

    BRT沿線の地区には,MRTグレーラインの計画はあるが具体化はしておらず,BRTレーンを一般車線化することで,代替となる路線バスは所要時間が予測できない状態に逆戻りすることになる。写真はBTS Chong Nonsi駅に接続する(B1)Sathorn駅で降車扱いをするBRT車。(2013.3.23)

    【続報】バンコク都政府は3月27日に廃止の方針を撤回し,BRTの存続を図ることになった。沿線に代替交通機関がないためで,今後は運賃値上げを含む再建策が実行される。

    Reading Railroad

    Reading Terminal, Philadelphia
    Reading TerminalはReading鉄道の本社機能を併せ持つ駅本屋(headhouse)として,1893年に完成した。かつて8面13線を覆ったtrainshedは,National Historic Landmarkにも指定されたが,1984年に鉄道が地下化された後は,コンベンションセンターとして再利用されている。写真はMarket通西側からの景観だが,手前のMarriottが建設中であったため,建物側面やtrainshedの一部が見える。なおtrainshedの階下部分は,食料品を中心としたマーケットとして古くから通勤客に親しまれたが,駅の廃止後も引き続き営業され,Philadelphia中心部のtourist attractionになっている。(1993.5.14)

    Communipaw Station, Jersey City
    Reading鉄道の運行列車で最も有名なものは,Crusader号であろう。New Jerseyセントラル鉄道に入り,Jersey CityのCommunipaw駅までを運行し,そこからフェリーでLower Manhattanに連絡した。Communipaw駅はBaltimore and Ohio(B&O)鉄道のRoyal Blue号の終着駅でもあったが,河底トンネルを経てManhattanに直結するPennsylvania鉄道(PRR)→Penn Central鉄道の優位性は否めず,1967年に廃駅となる。Royal Blue号はB&Oの旅客廃止に伴い1958年に廃止されたが,Crusader号は行先をPRRのNewark駅(NWK)に変更して,1981年まで運行が継続された。Communipaw駅はNational Register of Historic Placesに指定され,Liberty State Parkの一部として保存されている。(1993.5.1)

    Jefferson Station (aka Market-East Station)

    Market-East Station, Nov. 1996
    かつて30th Street Stationを出た列車は,"Chinese Wall"(万里の長城)と呼ばれた高架線を経て,Pennsyのターミナル駅であったBroad Street Stationで終着となったが,郊外電車の増発に対処するため,1930年に5面8線の地下駅であるSuburban Stationが建設され,最終的には1952年にBroad Street Stationを置き換えることになった。一方,Reading鉄道の列車は3ブロック東のReading Terminalを発着したが,1970年代初頭のPenn Central - Reading両鉄道会社の倒産を経て,SEPTAの主導により両線を地下で接続するCenter City Commuter Connection計画が具体化し,1978年着工-1984年竣工の運びとなった。これに伴い,従来のReading Terminalの機能を引継ぐ目的で建設されたのが,2面4線のMarket-East Stationである。(1996.11.14)

    Plaque of
    Center City Commuter Connectionプロジェクトは,1985年のアメリカ土木学会(ASCE)の"Outstanding Civil Engineering Achievement"に選定されていて,それを記念する銘板が地下1階コンコースに設置されている。なお開業30年に当たる2014年に,当駅のネーミングライツがThomas Jefferson Univeristy Hospitalに売却された結果,当駅の呼称はJefferson Stationに変更されたが,第3代大統領(2ドル札の肖像)の名を冠した駅名は古都には相応しいかも知れない。(1993.4.27)

    U.S. Code Title 49

    日本の敬老乗車証の類が,自治体市民限定の制度であるのに対し,米国の制度は広く全高齢者(外国人を含む)を対象にしている。その根拠となるのが,合衆国法典49編(交通)の5307項であり,連邦政府から補助を受けている公共交通機関は,
     高齢者(65歳以上),Medicareカードを交付されている身体障碍者等,
    に対するオフピーク時間帯の運賃を,ピーク時間帯の普通運賃の50%以下に設定するよう義務付けている。注意すべきことは,多民族国家ゆえか,高齢者に関して国籍に基づく限定がないことである。

    実際の適用には多少のバラつきがある。例えばNew York MTAでは,地下鉄・一般バスに関しては終日半額運賃が適用されるが,通勤列車と急行バスについては,平日のピーク時間帯は除外されている。Chicago CTAでは,L(高架鉄道),バスともに基本的に半額だが,O'Hare空港発着の場合の普通運賃$5.00は,通常運賃の半額$1.10に据え置かれる。加えてイリノイ州民については,所得に応じて運賃が無料になるプログラム(Aging Benefit Access Program)も存在する。San Francisco MUNIの場合,現金運賃は半額($1.25/$2.50)だが,カード運賃ではそれ以上($1.00/$2.25)の割引となる。ただしケーブルカーに関しては,割引は21時~07時という,観光客が居そうもない時間帯にしか適用されない。

    かつては単なる旅行者でも,パスポート提示で割引を利用できたが,交通系ICカードの導入が進んだことにより,事前に割引用ICカードの交付が必要となる都市が増えてきている。ただ制度的には,ICカードは国外からネット申し込み可能な場合が多いため,旅行者が完全に排除される訳ではない。また現地に滞在して,交通機関を利用する場合には,外国人でも利用可能である。ただしChicagoのように無料になる制度の場合は,さすがに住民であることが要求されるが,その範囲はChicago市民に限定されず,イリノイ州民に拡大されている。Chicago MSAは,周辺自治体を含んで一体的に機能するので当然に思えるが,日本では東京都を除いて極めて偏狭な制度になっていて,これが公共交通の利用を阻害する側面もあると考えられる。

    30th Street Station (PHL)

    30th Street Station facing Market Street, Philadelphia
    Philadelphiaの中心駅である30th Street Station。1933年に現駅が完成するまでは,West Philadelphia Stationと呼ばれた小駅に過ぎず,長距離列車はSchuylkill川を渡った頭端駅であるBroad Street Stationに発着していた。写真左に,Market通に面した駅本屋の南側面が見えるが,車寄せを持ったメインエントランスは建物の東西に位置する。1955年に地下化されるまでは,地下鉄と路面電車は中央に見える電力会社(Peco)の建物の位置で地上に出て,Schuylkill川を複々線の橋梁で渡り,地下鉄(MFSE)は当駅前から高架に移行したため,南側面には軌道構造物が輻輳していた。

    Inside of 30th Street Station, Philadelphia
    1991年に修復作業が終わった直後の駅本屋内部。Amtrakでは3番目の乗降客数を誇る大駅であるが,Northeast Corridorに代表される長距離列車は,下層レベルの南北を短絡するプラットホームを発着する。通勤列車はSchuylkill川を渡ってCommuter Connection経由で旧Reading線に直通するため,東西方向の上層ホームに発着する。(1993.4.4)

    Trump Tower

    Trump Tower at Fifth Avenue, New York.
    Trump Towerのある5th Avenueは南行一方通行。56丁目の東北角に当たり,高層建築の多いNew Yorkではとりわけ目立つ高さでもないが,次期大統領選出にあたり,No Fly Zoneが設定された由。(2016.7.10)

    A view from I-House.
    Chestnut通に面するInternational Houseから,Trump氏の出身校,Pennsylvania大学を望む。南へ延びるのが37丁目で,当時Wharton Schoolの授業が専ら行われていたSteinberg-Dietrich Hallを↓で示す。Penn大も,Trump氏の人格形成には幾ばくかの責任があろう。(1977.8)

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