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震災一周年

「東日本大震災」から1年。地震・津波だけなら自然災害として受忍せざるを得ない面もあるが,原発事故の複合が問題を複雑化・長期化させ,復興を困難にしている。

「復興庁」を設置しただけ,阪神・淡路大震災の時よりマシかも知れぬが,前例となる「帝都復興院」が関東大震災発生の月内(1923年9月)に発足したのに対して,今回は設置までに11ヶ月を要し,港区赤坂1丁目という立地にも緊張感が感じられない。他省庁に近い方が便利,国会待機が必要など役所の論理は解るが,国会でテレビ答弁を認めれば済む話で,これでは東京1極集中は永久に解消できない。集中に伴う混雑外部性と大規模災害のリスクを無視すれば,1極集中は効率的システムには違いないが,現実のリスクを考慮すれば機能分散が合理性を持つ。結果的に調整官庁・査定官庁以上のものにはなりそうも無い。

震災後に最も不足した物資は燃料(特にガソリン)であった。「ガソリンが行き渡るように」という理屈で,数少ない開店スタンドでは「1回あたり10リットル」といった「配給制」が採られた。当初は大多数の会社が休業したため,「時間制約無しの保有ガソリン量最大化」を目的関数として行動する人が多数発生した模様である。同じ人が保有する車をすべて満タンにするまで何度も並ぶ,少しガソリンを使えばまた並ぶという行動が,スタンドの行列を必要以上に激化させたことは否めない。筆者の勤務先は休みにはならず,交通機関は止まったまま,スタンドに一晩並ぶ根性も無いため,勤務先に連泊を余儀なくされた。やはりfuel gaugeを確認して,半分以上ある人には給油しないと言った, "need-based"な配給方針を採るべきだったろうと思う。
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