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茨城県道501号線

Rin-Rin Road at Tadobe Sta.
1987年4月1日に廃止された筑波鉄道線の線路敷は,ほぼ全線にわたって茨城県道501号桜川土浦自転車道線(通称「つくばりんりんロード」)として整備されている。写真は県道200号藤沢豊里線との立体交差から筑波山方向を望んだものだが,平日午後ということもあり,交通空間としての利用は無いに等しい。鉄道用地は,それが線的に繋がっていることに価値があるから,部分的な圃場整備や宅地開発で分断されるよりは,跡地利用方法としては優れている。(2013.9.27)

筑波鉄道の単年度営業損益のデータが見当たらないが,概ね2億円台の欠損だったように思う。一方で自転車道の整備費は80.7億円とされるため,自転車道につぎ込んだ公費を鉄道補助に使えば,定常的な旅客減少を考慮しても,爾後約30年間は路線の維持が可能であったと推測できる。

Ridership after bus conversion
上表は筑波鉄道を含む過去の廃止路線について,北海道道南地域並行在来線対策協議会が転換前後1年間における鉄道→バス利用者の減少割合(逸走率)をまとめたものである。(「江差線(五稜郭・木古内間)における地域交通の確保方策(選択肢) 」, 2010.5) なお表中の「名鉄廃止4路線」とは,谷汲線・揖斐線黒野以西・ 竹鼻線江吉良以南と八百津線を指す。

地方の鉄道路線をバス転換すると,バス利用者は鉄道時代のおよそ4割に減少することが経験上知られており,筑波鉄道の場合は当初48%に減少した。しかし転換後もバス利用者は減少の一途をたどるのが一般的であり,本路線の場合も筑波駅~岩瀬駅間については代替バスは廃止になり,公共交通自体が壊滅に至っている。
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