Trolley.Net Blog

http://blog.trolley.net/

JOOK

NHK京都第1放送(JOOK, 621kHz, 1kW)は,2月2日午前1時を以て停波する。放送開始は1932年6月で,基幹局から順に割り当てられたJO○Kのコールサインでは,本土で12番目,JONK長野とJOPK静岡の間に位置する。(JODKはソウルに割当てられ,EK・MKは欠番であった。) 周波数は発足時の960kHzから,1070→1300→620kHz等を経て,1978年11月23日の9kHzピッチへの一斉変更により621kHzになった。

かつては全国各地にあったNHKの地方局はコールサインを持ち,ローカル放送を実施していた。京都府内でもかつてはJOOQ舞鶴第1やJOOT福知山第1が存在したが,これらは単なる中継局に格下げされ,コールサインは廃止されている。京都第2 (JOOB)は,大阪局の300kW化に伴い1973年に廃止されているが,廃止の魔手が遂に府・県域局の第1放送にも及んできた。(もっともヨーロッパではAM局廃止の流れは止まらず,長波はほぼ壊滅状態だし,NHK第1でも一部中継局はFMを使用し,東京の民放局も今春からFMによる「補完中継」を開始する。)

1958年~2009年にラジオ第1で日曜朝に放送された「リレーニュース郷土の話題」は,かつては基幹局(福岡以外は旧中央放送局)以外の地方局もリレーに参加していたが,最後の数年は基幹局だけとなり,他の「列島リレーニュース」と変わらなくなった。(これはラジオ日本でも放送された時期があるが,国際放送では「日本ところどころ」と称するリレー番組がそれ以前から存在した。)

基幹局についても,かつては朝の帯番組(「ラジオいきいき倶楽部」等)で大阪制作の週があったが,東京への「1局集中」が進んでいる。NHKは東京が大地震等で被災した場合は,大阪から全国放送を行う方針とされるが,地方局から府・県域局へ,府・県域局から基幹局へ,さらに基幹局から東京へと制作が集中している。これは制作能力の維持や「地方創生」の観点からも望ましくない。

アメリカの3大ネットワークだと,報道はNew Yorkでも娯楽系はLos Angelesに拠点が分散し,CNNはAtlantaに拠点を持つため,マスコミ関係への就職希望者が1点に集中することはないし,大企業の本社も全米各地に分散している。日本の問題点は,本来は政府から独立すべき教育・研究機関を含めて,あらゆる分野で東京への政策的集中が進められて来たことである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://trolley.blog78.fc2.com/tb.php/203-5f8f8e10
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad